建設業界でのSNSマーケティングについて解説しています。よく使われるSNSや、SNSマーケティングのメリットなどをまとめました。
SNSを見たことで建設業者を選んだことのある人の直接のデータは見当たりませんでした。これは建設業界全体でSNSを活用したマーケティングが、成熟していないことが伺えます。
実際、帝国データバンクが2023年9月に実施したアンケートによると、「SNSを活用しているか」という問いに対して、「活用している」と回答したのは建設業界では約35%に留まりました。
一方でSNS利用者は増え続けており、総務省が発表した『令和4年通信利用動向調査』によると、インターネット利用者の80%が日常的にSNSを利用しており、そのうちの約65%が「知りたいことについて情報を探すため」に各種SNSを駆使しているのです。
つまり、今のうちからSNSを活用したブランディングやマーケティングを行うことで、他社より先行して新たな販路を開拓できる可能性があると言えます。
参照元:帝国データバンク 『企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート』(https://www.tdb.co.jp/report/economic/xhldw9cakj/)
参照元:【PDF】『令和4年通信利用動向調査』(総務省 2023年5月29日発表)(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/230529_1.pdf)
自社の施工技術を外部に効率よくPRしたいのであれば、写真や画像の掲載が前提となっているInstagramやTikTok、YouTubeとの相性が良いでしょう。静止画でのbefore・afterはもちろん、タイムラプス撮影での施工作業の紹介も可能です。ストーリー機能やリール、ショート動画などが適しています。
また、BtoBのマーケティングに特化したLinkdInを活用することで、新たなビジネスパートナーの発掘や業界関係者とのつながりを構築できます。
さらに、短文かつタイムリーな情報発信に適したX(旧Twitter)も、建設業界との相性は良好。特定プロジェクトの進捗や自社発信のニュースを共有・拡散するために利用できます。
利用目的に合わせて、適切なプラットフォームを選ぶことが重要です。
建設企業のうちの約35%しかSNSを活用していない中で、認知度の向上や視覚的なアピールにSNSの活用が有効です。特に施工事例は文字情報だけでは伝わりにくいため、InstagramのようなSNSの運用は大きなメリットとなるでしょう。
さらに、ハッシュタグによって、ある程度ターゲットを絞り込んでのPRも可能。X(旧Twitter)やTikTokの活用が有効となります。
また顧客ではなく、採用活動への活用も考えられます。自社社員の働く姿を投稿したり、企業風土を紹介したりすることで、会社説明会とは違ったアピールが可能となります。
参照元:帝国データバンク 『企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート』(https://www.tdb.co.jp/report/economic/xhldw9cakj/)
少なからず人材やコストを投入してSNSを運用するのですから、その目的を明確化させる必要があります。
自社の認知向上や顧客との関係構築、新規顧客の獲得など、具体的な運用目的を定めることで、より効果的な戦略が立案できます。
自社が提供しているサービスの利用者像(ターゲット)を明確に設定し、その利用者像に合わせたコンテンツの発信・投稿が必要です。
少なからずターゲットが「欲しい」と考えている情報を提供しましょう。
SNSはそれぞれに特徴があり、利用者層や属性が異なります。施工事例ならInstagram、情報の拡散ならX、というようにSNS運用の目的やターゲットにマッチしたプラットフォームを選びましょう。
ただ単に投稿するだけでは、SNS運用の目的は達成できません。
施工事例や採用サイトなど、SNS運用の目的によって誘導すべき自社のサイトやコンテンツは異なりますが、投稿を目にしたユーザーが次のアクションを起こせるよう、適切に誘導することが大切です。
いくらターゲットにとって有用な情報を提供していても、投稿間隔が長く空いてしまうと、フォロワーからの信頼が得にくくなります。
定期的に投稿スケジュールを設定し、そのスケジュールに沿って発信しましょう。
定期的な投稿が必要だからと言って、それまでと異なるトーンやスタイルでの投稿、不適切なコンテンツを発信してしまうと、フォロワーからは信頼されません。
専門的な知識や情報を、ターゲットが理解できるように説明するほか、動画や画像、写真を提供することで、より多くのフォロワーを獲得できるでしょう。
自社の目的に沿ったターゲットが興味を持っていそうなワードを、ハッシュタグとして活用することで、投稿を見られやすくなり、より多くのユーザーに対してアプローチできます。
業界やサービスに関連したタグを活用しましょう。
SNSの投稿だけで済ませるのではなく、各投稿へのフォロワーの反応や、投稿から自社サイトへの遷移状況などを、定期的にチェックしましょう。
各種SNSに対応した分析ツールを用いることで、戦略の改善が可能になり、より効果的にSNSを運用できます。
引用元:株式会社リソースクリエイション公式HP https://sns-agency.rc-group.co.jp/
株式会社リソースクリエイションでは、採用に特化したSNS運用代行サービス「エアリク」を提供。社員数20名に満たない中小企業ながら、Instagramの自社アカウントを活用して総勢2,000名を超えるエントリーを獲得し、最終的に13名を採用した実績を基に、採用向けの企業アカウントの運用を代行。採用に悩んでいる企業を強力にサポートしています。
自社の実績を基にしたセミナーも開催しており、その多くが無料で受講できる点も、採用に悩んでいる企業担当者の大きな力になることでしょう。
2007年、静岡県富士市で設立されたDAIEI CORPORATIONは、多くの建設現場に足場工事会社としてかかわっています。
Z世代の若者を採用するためのアプローチに悩んでいる中で「エアリク」の広告を目にしたことが導入のきっかけでした。運用を開始したところ、社風や社員の魅力などを想定していた以上に伝えられていると実感しているそうです。
運用を続ける中でターゲットとなる若い社員の採用にも成功。「バズる」だけでなく目的に向けた真摯な取り組みによって、結果が出ていると感じられています。
建設業界全体の高齢化に対して、自社が積極的に若手を採用することで業界のけん引役を担おうとしていたK.I.D。当初は自社でSNSを運用していたものの、「エアリク」の広告を見たことで代行を依頼。
初月にはフォロワー700人超を達成し、施工管理職として女性1名の採用にも成功。引き続き、現場メンバーの採用も成功させたいと考えています。
1996年の創業以来、着実な成長を遂げているミヤケン。本社を前橋市に構えるほか、高崎市と太田市にも店舗を持っています。採用を強化するために自社でSNSを運用していたものの、企画の難しさに直面。プロに依頼することで「見てもらうためのSNS」の運用を目指しました。
まだ、採用に直結した成果は出ていませんが、再生回数10万回を超える動画が生まれ、閲覧数が着実に伸びているようです。これによって、応募のハードルが下がり、優秀な人材の獲得に期待されています。現状は面白系の動画がメインのため、今後は社風や活躍社員の紹介なども行なっていきたいと考えています。
都内のオフィスやマンションなどを対象にクリーニングやリフォームを行なっている株式会社OGI。自社の公式サイトや求人広告だけでは自社の魅力を伝えきれないと考え、「採用向けのSNS運用代行」を依頼。
社風に共感したInstagramユーザーが実際に応募、採用が決まるなど、確かな成果を感じられています。求人・採用の強化だけでなく、拡散力を持った広報としても期待を寄せています。
社外に向けたSNS運用を行なっている企業が35%しかない建設業界。今のうちに運用を開始することで、採用の面で他社をリードできることでしょう。ですが、自社だけで効果的なSNSの運用を行うのは、高いハードルをクリアする必要があります。そのためには豊富なノウハウを持ったSNSコンサルの協力を求め、自社の成長に繋がる「人財」を獲得していきましょう。
企業ご担当者向けに運用サポートの実績豊富な“SNS運用代行会社”を細かく調査し、企業のよくある悩み、SNS運用の目的に合わせておすすめの会社をピックアップ!



※1参照元:studio15株式会社 公式HP:https://studio15.co.jp/service/account(2025年3月公式HP確認時点)
※2参照元:studio15株式会社 公式HP:https://studio15.co.jp/service/creatormanegment(2025年3月公式HP確認時点)